【工場のエアコン選び】どんな業務用エアコンを選べばいいのか?
働く皆さんの作業環境を快適に
どの程度のスペースにどれくらいの人数が作業するのか、工場ではどんな製品を生産するのかによって選択すべき業務用エアコンは変わってきます。
また、工場という広いスペースの気温を調整するには非常にコストがかかります。
そのため、広さ等の空間に不釣り合いの業務用エアコンを選んでしまうと非常に非効率で不経済です。
今回は、工場の業務用エアコンを選ぶ際に気をつけることや、おすすめの業務用エアコンをご紹介します。
工場の電気設備の配置に注意する
工場に業務用エアコンを設置する際は、キュービクルやブレーカーの配置を考慮しないと電気工事で想定外のコストが発生することがあります。
キュービクル
キュービクルとは、6,600ボルトの高圧電力をキュービクルの中で100ボルト200ボルトに変圧している箱型の受電設備です。
大量の電気を消費する工場や大型商業施設病院、ホテルなど様々な施設に設置されています。
ブレーカー
「配線用遮断機」のことで、「アンペアブレーカー」「漏電ブレーカー」「安全ブレーカー」の3つのタイプがあります。
工場におすすめのエアコンの機能
簡単な温度調整
工場では、大型の機械が発生させる熱の影響で工場内の隅々まで空調が行き届かないケースが多いです。
簡単に温度調整が出来る業務用エアコンであれば、こういった環境が改善されやすいです。
空気清浄機能が付いている
工場で使用する精密機器にはゴミやホコリが大敵です。
そのため、空気清浄機能付きのエアコンもおすすめです。
フィルター自動洗浄機能が付いている
エアコン使用時に、自動的にゴミやホコリをエアコン内部に溜めておく機能です。
内部に溜まったゴミは簡単に捨てられますので、メンテナンスが非常に楽です。
工場におすすめの業務用エアコン
天吊型エアコン
通常の業務用エアコンの設置が難しい場合や、天井が高いスペースにおすすめなのが天吊型エアコンです。
天吊型エアコンは、設置が簡単でメンテナンスがしやすいという特徴があります。
床置型エアコン
床置型は天吊型と同様に天井の高い工場におすすめです。
また、床に置くだけなので設置に関する工事費用を抑えられます。
床置式の場合、床や壁面付近の場所をとってしまいますが、温度調節やメンテナンスがしやすいです。
暖房機能については、温かい空気は下から上へ上がっていくため、天井埋め込み式よりも床置式の方がおすすめです。
まとめ
工場では、その広さ・作業面積・天井の高さを十分に考慮し、その工場にあった業務用エアコンを選ぶことが大事です。
適切なエアコンを選ぶことによって、作業環境が良くなるだけでなく、電気代を削減することも出来ます。
また、業務用エアコンを選ぶ際は、熱を発生する熱源とその工場で何を製造しているのかということも考慮する必要があります。
業務用エアコンの導入や入れ替えを検討する際は、詳しい専門業者に相談することをおすすめします。