【そもそもの話】室外機って雨や風に当たっても大丈夫なのか?
雨と室外機の話
室外機の正面の網の内側には大きな羽根があります。その羽根の奥にはモーターがあります。
これらは、常に外気にさらされていて、強い風が当たればその風も雨水もドバドバと入ってしまう状態です。
この時、雨水が、あまりにも大量に内部に入ってくるような状況なら故障してしまいます。
室外機の基盤は、色々な対策はしてありますが、防水加工はされていません。
基盤は、室外機内部にあり直接雨がかからないようになっているからです。
しかし、洪水や浸水のような事態になればどうしようもありません。
お住まいが低い土地にある場合など浸水の心配がある場合は、ある程度背の高い台に設置するなどの対策を施した方が安心です。
また、室外機に水をかけて掃除する場合も注意が必要です。
機械が新しければ問題は起こりにくいと思いますが、機械が古い場合、経年劣化によって出来た隙間から水が中へ侵入し故障の原因になってしまうことが考えられます。
水をかけて掃除する場合は、念のため水をかけるのは機械の上からだけにしておきましょう。
風と室外機の話
台風等で室外機のファンに強い風が当たると、モーターが逆回転します。これにより、ごくまれに室外機が故障してしまうことがあります。
さらに、エアコン使用中に逆回転が起こってしまうと、極端にモーターにかかる負荷が増えて故障の確率が高くなってしまいます。
業務時間外に台風等が来そうな場合は、室外機をブルーシート等で包んで強風からファンを守るのも有効な対策です。
さらに、モーターの逆回転より怖いのは室外機の転倒です。
室外機の設置場所が、人通りの多い場所だと転倒によって通行人に大怪我を負わせてしまう可能性があります。
他にも設置場所が、建物の壁面や屋上となると、転倒=落下となりますので、その危険性は尋常ではありません。
強風が吹き荒れても飛ばされないしっかりとした対策を施さないといけません。
各メーカーも強風による転倒防止や送風機の保護の対策やオプションを用意しています。
導入の際は、しっかり専門の業者さんに相談してください。