【総合病院のエアコン選び】どんな業務用エアコンを選べばいいのか?

様々な層の方々が集まる総合病院では、きめ細やかな管理と配慮と注意が必要です。
総合病院では、一体どんな業務用エアコンを選べば良いのでしょうか?

まずは、契約アンペアを確認しましょう

総合病院は、病室・検査室・処置室・待合室・診察室というように小区画の部屋を多数保有する建物の構造になっています。
このため、空間を冷暖房するのにそれほど大きなパワーを必要としないので、家庭用エアコンを導入されるケースが多々あります。

しかし、それぞれの部屋に家庭エアコンを設置すると深刻な電力不足の問題が発生します。
特に、元々保有している大型設備を改修せず、部屋ごとのエアコンが故障するたびに家庭用エアコンを増設していくと、契約アンペア数が大きくなり、基本料金が跳ね上げがってしまします。

こうならないために、動力電源を使用し、各部屋に分流対応が可能なマルチタイプの業務用エアコンを採用するのがいいでしょう。

総合病院には、「ビル用マルチエアコン」がおすすめ

前の章でもお伝えしたように、各部屋に家庭用エアコンを一台一台設置することはおすすめできません。
おすすめは、室外機一台に対して最大16台の室内機をコントロールできる「ビル用マルチエアコン」が総合病院には適しています。

「冷暖房フリーシステム」の採用で、冷暖房を各部屋で選択

通常の空調では、冷房か暖房のどちらかしか選べません。
しかし、冷暖房フリーシステムを採用すれば、各部屋で冷暖房を切り替えることが可能なので様々な患者様が入院されている病棟でも安心です。

冷え過ぎ・暖まり過ぎを防止する「集中管理コントロール機能」

各部屋で患者様がエアコンをリモコン操作できるのはいいのですが、冷え過ぎ・暖まり過ぎが気になりますよね?
そこで活用できるのが、一箇所で空調のモニタリングやコントロールができる集中管理コントロール機能です。
個室でのリモコン操作の「許可/禁止」をナースステーションや空調管理室から設定できます。

総合病院でのエアコンの故障は許されない!

総合病院での患者様の体調管理に一役かっているのが業務用エアコンです。
業務用エアコンは、その設置場所や使用頻度で多少の誤差はありますが、空冷式のエアコンの耐用年数は約10年です。
これを念頭に業務用エアコンの更新計画を策定し、壊れてしまう前に取り換えるようにしましょう。